エネルギーをどうやって出していくかだね

昨日、幼稚園年中組の末っ子のお誕生日会へ行きました。

 

世界は自分中心に回ってると信じて疑わない末っ子なので、ここで楽しめることは全て知り尽くしているけれど、座ってられないし我慢出来ないし感情伝えるのに日本語は使えないし自分の名前さえも言えないしで、散々な入園だったのもすでにいい思い出。

 

冠被って真ん中でニコニコ歌えるし、座ってしまうと小さくて舞台が見えないのでちゃんと一番端っこで膝立ちになりながら、静かに舞台に見入ってるし。

 

大きくなったなぁと感慨深く。

 

でもでも、この誕生日会でびっくり感激したのは年長組さんの発表。

 

ここは、あまり色々な練習とかましてやお勉強なんかも力を入れない園なんです。

 

幼児期に身につけたい動き、感じる力、表現したいという欲求を、自然の中で季節を感じる事柄の中で楽しみながら身につけるところ。

 

だから、運動会の練習も発表会の練習も子供に聞くと、〜遊びやったよっていう認識。

 

それでも、年長さんになると流石に、もうすぐ小学生になるんだなぁという立派さを感じるものになっているんですよね。

 

そして普段の生活の中でも、年長さんだけが園庭に出てドッチボールや鬼ごっこ、運動会では対抗リレーなど、個人で楽しむのを超えて一定のルールを守りながらみんなでやることで成り立ち楽しめるような遊びも先生に教えてもらいながら体験していくんです。

 

お兄ちゃんの一個上の学年はとにかく動きが激しくて、ドッチボールの投げ方もまるで幼稚園児とは思えないような凄まじい子が多かった。

 

お兄ちゃんの学年も、そこまでではなかったけどお兄ちゃんが言い出すと集まってくる子が多くて、特に女の子たちも動きも頭も活発な子が多くて、とにかくリレーとか鬼ごっことかドッチボールとかいつもいつも年長さんはみんなでワイワイ動いて喧嘩して、これから小学校という集団の中に入っていくということを感じる成長とエネルギーを感じた。

 

でもその下の学年からは、何だか年長さんもいつまでたってもそんな風に集団でルールを決めてやりとりしながら遊びを作り上げるようにはならなくて、年少さんと同じように個人で楽しんでる感じで。

 

今年の年長さん見ていてもやっぱり同じ。しかも、みんな集まって何かやる時も慣れとたるみもあるのかそれにしても、年長さんが一番騒がしくてしかも切り替えられない。

 

そんな姿を見ていての今回の年長さんの歌の発表。

 

これが、びっくりするほどの楽しいエネルギー溢れる仕上がり✨

この子たちも、実はこんなにエネルギーを秘めていたのねって凄く嬉しくなりました。

 

溢れるエネルギーをどうやって出していくか。

 

男の子は特に、動けるのが一番手っ取り早いとは思うの。

でも、こうやってみんなで歌うとか作り上げるとかもいいし。

うちのお姉ちゃんのように、静かに本を読み活字とワールドの中に浸りながら過ごすのもまた

一つだし。

描いたり作ったりに集中するのも凄く素敵だし。

土や砂や水や草にまみれて汚れて大騒ぎするのもいいし。

ショートする前に、切り替えやひと休みで甘えてヌボーっとするのもいいし。

 

そのいくつか、自分がのめり込んで集中出来ること、心から楽しめること。自分だけで出来ることと仲間がいるからこそ出来ること。

上手く組み合わせて、その溢れるエネルギーの扱いに自分で困ってしまわないように。

 

集団意識も個人も同じこと。

 

大人として、少しでもそのお手伝いが出来たらいいなと思ったのでした。